みなさま、こんにちは
神戸・芦屋☆西洋占星術師のmanaです
4月がスタートしましたね
私は年度初めとか関係ない生活をしているのに、4月はなんとなくソワソワしちゃう
さて、今月もこのブログを読んでくださっている方に向けてタロットカードを引いてみましたよ。
この一ヶ月を過ごすためのヒントにしてみてくださいね
今回も大アルカナと小アルカナ二枚引いてみました。
大アルカナは「タワー」。
小アルカナは「ペンタクルの2」。
「タワー」は絵面がショッキングですから、ギョッとした方もいらっしゃるかもしれません
想定外の出来事。
ハプニング。
思いがけないことがあって状況が一変する。というカードです。
必ずしもこの絵に描かれているような破滅的な大惨事が起きるとは限りませんが、予想できない方向へ物事が運んでいく、自分の意図した方向とは違った結果になる。というようなことはあるのかもしれませんね。
ここに描かれているのは、落雷によって塔が破壊され、外に投げ出されている人たちの姿。
落雷は自然災害ですから、人の力でコントロールすることは出来ません。
ということは、今月体験する出来事や変化というものは、私たち個人のコントロールが及ばない事である、と読めます。
自分ではどうしようもない出来事や変化ならば、それに身を任せ、その変化を受け入れるしかありません。
自分の中にあるこだわりや「どうしてもこうするんだ」という意図を全うすることに執着していると、それが妨げられたことを受け入れがたく感じますよね。
しかし、そこに執着してもどうしようもないのですから一旦その執着を捨てることを余儀なくされます。
何事も自分の思い通りにしようとする、という意識は人間の傲慢です。
「こうすればこうなる」という計算通りにいかないことは、生きていればごまんとあります。
この「タワー」のカードが示すように、人間の力は自然の前では無力です。
いくら科学が発達してもそれは変わりません。
そして日々の生活の中では、自分以外の人の気持ちや都合だってあるわけですし、自分の意志でコントロールできることなんてそんなにたくさんあるわけではないんですよね。
そして執着や欲望は、時に自分自身をも縛って窮屈な状態にしてしまいます。
それを破壊してくる「タワー」のカードに出会ったとき、自分のコントロールの及ばない出来事や変化を受け入れると同時に、こだわりや執着から解放されると言えます。
狭い塔の中から強制的に外に放り出された人は、ある意味その閉じた世界(狭い視野)から解放されたことになるわけです。
一方、小アルカナの「ペンタクルの2」は、二つのペンタクル(コイン)をジャグリングする人物の様子が描かれています。
ペンタクルはあっちに行ったりこっちに行ったり。
不安定な状況であっても、いま手の中にあるものを上手に使ってバランスを取れば楽しむことは出来る。
自分の願望が叶わなかったとき、何かを失ったとき、期待していたものが手に入らなかったとき、ガッカリしなくても今あるもので上手に応じればちゃんと楽しくやれるじゃないか。
そんなメッセージです
とても柔軟なカードですね。
そしてもっと精神的な面でこのタワーを体験する人も多いのではないでしょうか。
実際にショッキングな出来事がなくても、なにかのきっかけで大きくものの見方が変わったり、新鮮な驚きから新しい世界の扉が開いたり。
価値観がガラッと変わるような、ハッと目が覚めるような経験をするのかもしれませんね
ちなみに今月は占星術的にも世の中は大きな変化を迎える時間になりそうです。
牡牛座で木星と天王星が重なり、「価値観の転換」が促される時です。
経済的な面、農業など食に関する面で革新的な動きが見えてくる時かもしれません。
ついでに言うと、この小アルカナの「ペンタクル」というカードは物質を表します。
まさにお金や大地、自然からもたらされるものと関連しています。
私たち皆が、豊かさや自然の恵みに対して大きく価値観を転換していくきっかけが起こるような一ヶ月になるのかもしれませんね。
「ペンタクルの2」は、例えばお金がある時はあるなりの生活、ない時はないなりの過ごし方がある。臨機応変にうまく工夫すればいい、というイメージ
状況に応じて柔軟に、というこのカードと「タワー」の組み合わせは、ガチガチに予定を立てたってその通りにはいかないんだから、その時その時で臨機応変にやればいい、と言ってくれているようですね。
今月は水星の逆行もあり、予定変更や停滞なども起こりやすいですから、「そんなこともあるか」と受け止めていきたいですね
4月の星占いも更新していますので、良かったらこちらも参考にしてください
なにはともあれ、4月もみなさまが健やかに過ごせますように
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