みなさま、こんにちは
神戸・芦屋☆西洋占星術師のmanaです
かなり昔に書いたこの記事がいまだによく読まれているようです。
ここにも書いたように、結婚相手がその人にとってどういった影響をもたらすかということは、月や太陽が物語っていることが多いです。
今年も改めてさらに踏み込んだことを書いていますが。
という風に、ホロスコープにおいてその人にとっての結婚あるいはパートナーシップがどういった傾向にあるかは太陽や月から読み取れるのですが、
やはりもっとしっかり分析するなら「ハウス」も必ず見なければなりません。
ハウスは出生時間がわからないと導き出せませんが、占星術においてはとても重要な要素です。
各ハウスにはそれぞれ意味が与えられているのですが、結婚を表すハウスは7ハウスです。
ここでいう「結婚」は必ずしも法的なものに限らず、事実婚なども含んだ誰かとの一対一の関係という意味です。
ものすごく単純化して言うと、この7ハウスにベネフィックと呼ばれる吉の意味合いの星が入っているか、マレフィックと呼ばれる凶の意味合いの星が入るかでざっくり判断できます。
例えば、木星(ベネフィック)が入っていれば、パートナーに恵まれるとか、パートナーとの関係によって人生がより発展する、という感じで読めます。
土星(マレフィック)だと、パートナーとの関係は試練になる。重い責任が伴う。
みたいな感じに読めるので、結婚生活は苦労や重苦しいものになりがちだったり、あるいは結婚を望む人にとっては相手が見つかりにくいこともあるかもしれません。
しかし、一概にはそれが「凶」なのかどうかは言い切れませんけれど。
そもそも結婚とかそういったことに魅力を感じない人もいるから、それなら特に問題はないのかもしれませんが、
たとえ結婚を選ばなかったとしても、人間関係やパートナーシップにおいてはちょっと苦手意識があるか、もしくは関係を構築することが試練になりやすい部分はあるかもしれません。
ただ、土星は時間をかけて成熟すること、とも読めるので、じっくり克服していけることもあるのですけれど
また、天王星、海王星、冥王星などもマレフィックですから、詳しくは長くなるので省きますが、それなりに結婚生活に難しい傾向は出てきます。
結婚ってそもそもがそんなに楽なものではありませんし、しんどいことの方が多いという前提で考える必要はあるのですが、
やはりベネフィックが入っている方が、そのしんどさがマイルドな傾向にありますし、パートナーから得られる恩恵の方が勝る、という感じ。
マレフィックが入っていると、結婚生活においての苦労やハプニングは多くなります。
その苦労を本人がどうとらえるかは別ですが、マレフィックがある場合は、甘い考えは持たずにある程度の覚悟は決めて臨む必要があると言えますね。
また、太陽や月が7ハウスに入っていると、やはり結婚とかパートナーシップが人生の方向性に直結する傾向が強くなります。
相手にとても影響を受けやすいってことなのです。
太陽なら「生き方」が。月なら「心の安定」が。
7ハウスに入っている太陽や月のほかの星とのアスペクトが、
ソフトなものだと良い傾向が強まるし、ハードだと振り回され度が高くなり、苦労する場合も。
ただ、太陽が入っている場合は、いずれにしてもパートナーシップが自分の「生き方」に大きく影響するので、苦労したとしてもそれが自分の人生の方向性に結果的につながるようなことも多く、避ければいいってものでもないのです。
最終的な結末がどうであれ、パートナーシップを経験しておくことが、自分の人生に何らかの方向性を与えてくれる場合も多いのですね。
とにかくいろんな要素を見て総合的に判断するので、ひとくくりで単純に言うことはできませんが、誰でも彼でも「結婚すれば幸せ」ってものでもないのは確かですね。
した方が人生の可能性が広がる人と、しなくても可能性を広げられる人がいますから。
当たり前だけど、必ずしもしなきゃいけないなんてことは決してない。
結局はしたければすればいいし、したくなければしなくてもいいってことになっちゃうんですが。
迷う時はホロスコープからヒントを得るのも良いのではないかな?
ちなみに、いわゆる結婚運、パートナー運というものと、恋愛運はまた別です。
恋愛運が輝いていても結婚運がハードモードだったら、その人はもしかしたら独身のまま恋愛を楽しんでいる方が向いている、ということもあるでしょう。
その逆で、恋愛運はハードだけれど結婚運が穏やかだったら、若いころの恋愛は散々だったけれど、結婚したら平和に落ち着きましたってこともあるでしょうね
また、恋愛の相手としていい相性の人と、結婚の相手としていい相性の人も違う場合がありますから、そのあたりも関係してくると思います。
あとはトランジットなどによるタイミングですね。
時期も大いに関係があると言えます。
なかなかややこしいというか見る要素が多すぎますが、そういったことをパズルのように組み合わせながら総合的に読み取っていくのがホロスコープの面白さでもあると思うのです
ちょっと俯瞰で自分の結婚の可能性や恋愛の可能性などを見られると、考え方も感じ方も変わってくるのではないですかね。
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